xToolを使い始めると、xTool Studio、xPoints、Atomm Creditsという似た名前の仕組みが出てきます。 さらに、旧ソフトのxTool Creative Space(XCS)や、xToolアカウント、Atommも関係するため、 購入前には少し分かりにくい部分があります。

このページでは、xToolを実際に使ううえで知っておきたい 「ソフトはどこまで無料なのか」「xPointsとCreditsは何が違うのか」 「AIやエンボス加工ではどこにCreditsが関係するのか」 を整理します。

先に結論

  • xTool Studio:現在のxTool機器用の主要ソフト
  • xPoints:公式ストアでの購入や会員活動などで貯まるリワードポイント
  • Atomm Credits:AImake、Smart Generator、プレミアムコンテンツなどで使うデジタルクレジット
  • 通常のレーザー加工そのもの:加工を実行するたびにCreditsが必要になる仕組みではありません
  • AIでDepth Mapなどを生成する場合:Creditsが必要になる場合があります

xPointsとAtomm Creditsは似ていますが、同じものとして考えない方が分かりやすいです。

xTool Creative Space(XCS)からxTool Studioへ

以前のxToolでは「xTool Creative Space(XCS)」が中心でしたが、 現在はxTool Studioが主要ソフトになっています。

xTool公式サポートでは、XCSの最終版はV2.7で、 今後の新機能・改善・新製品への対応はxTool Studio側で行うと案内されています。 また、2025年8月以降に発売された新製品の一部はStudio専用です。

旧XCSユーザーも注意

XCSとxTool Studioは別アプリです。 旧XCSのプロジェクトや設定を使っている場合は、 Studioへ移行する前にデータや加工パラメータを整理しておく方が安全です。

xTool Studioでは、現行のプロジェクト形式として「.xs」が使われています。 旧「.xcs」ファイルも新しいStudioで開いて編集できます。

xTool Studioは無料?

xTool Studioは、xTool機器を操作するための基本ソフトとして提供されています。 通常のデータ作成、ファイル読み込み、加工設定、レーザー加工を行うだけで、 加工1回ごとに料金が発生する仕組みではありません。

一方で、Studio内から利用できる AImake、Cloud Space、Atommの一部コンテンツなどは別の仕組みです。 公式サポートでも、AImakeやCloudサービスなど一部機能では xToolアカウントへのログインが必要と案内されています。

つまり、 「xTool Studioは使えるが、Studioの中にあるサービスがすべて無制限・無料という意味ではない」 と考えると分かりやすいでしょう。

xPointsとは?

xPointsは、xTool日本公式ストアの会員制度 「xTool Creator Club」で利用されているリワードポイントです。

2026年9月時点のxTool日本公式案内では、次のような仕組みになっています。

  • アカウント作成:200 xPoints
  • 通常の買い物:100円につき1 xPoint
  • スタンダード会員の初回注文:ポイント2倍
  • 利用時:1 xPoint=2円相当
  • 最低50ポイントから利用可能
  • 注文小計の最大50%までポイント利用可能
  • 購入ポイントは注文確定後、一定期間の保留を経て付与

公式ストアで購入する予定なら、 先に自分のxToolアカウントを作成し、ログインした状態で購入する 方法が分かりやすいです。 購入によるxPointsや会員特典を、自分のアカウントで利用しやすくなります。

ただし、xPointsの付与率や利用条件は変更される可能性があります。 購入時点の最新条件は公式ページで確認してください。

Atomm Creditsとは?

Atomm Creditsは、xPointsとは別に、 AtommやAImakeなどのデジタル機能で使うクレジットです。

xTool公式では、Creditsの用途として、 プレミアムプロジェクトへのアクセス、 AImakeによるデザイン生成、 Smart Generatorなどが案内されています。

購入したCreditsは、公式案内では有効期限なしとされています。 一方、購入済みCreditsは原則として返品・交換できないため、 必要な機能と消費量を確認してから利用した方がよいでしょう。

項目 xPoints Atomm Credits
主な目的 購入・会員活動のリワード AI・デジタル機能・コンテンツ利用
主な獲得・入手方法 公式ストアでの購入、会員活動など 購入、Atomm内の対象活動など
主な利用先 xTool公式ストアでの値引きなど AImake、Smart Generator、プレミアムプロジェクトなど
同じもの? 別の仕組みとして考える方が安全

※xPointsとAtomm Creditsの直接的な換算・変換関係については、 現行の公開情報だけでは分かりにくい部分があります。 Lazakkaでは、両者を同じポイントとして扱わず、別の仕組みとして整理しています。

AIやエンボス加工ではCreditsが必要?

ここは誤解しやすい部分です。

エンボス加工そのものにCreditsが課金されるわけではありません。 xToolのエンボス加工では、加工データとしてDepth Map(深度マップ)を使用します。

Depth Mapは、主に次の方法で用意できます。

  • AImakeでAI生成する
  • xTool Studio内の用意されたDepth Mapを使う
  • 自分で作成したDepth Mapを読み込む
  • 外部で入手・作成したDepth Mapを読み込む

xTool公式のDepth Map生成を使う機能では、 AIによる生成時にCreditsを消費するケースが案内されています。 一方、自分で用意したDepth MapをStudioへ読み込んで加工する方法も公式に案内されています。

ポイント

「エンボス加工=有料」ではなく、 AIを使って加工データを作る部分にCreditsが関係する場合がある と考える方が正確です。

クラウド保存だけに頼らない方がいい?

xTool StudioにはCloud Spaceがありますが、 ローカルのプロジェクトファイルを開いて作業することもできます。

商品制作で使う加工データや治具データは、 単なる作業ファイルではなく、事業上の資産になることがあります。 そのためLazakkaでは、重要な制作データについては クラウドだけに依存せず、ローカルにも保存し、別媒体へバックアップする 運用をおすすめします。

クラウドが危険という意味ではありません。 サービス仕様の変更、誤操作、アカウントトラブルなどに備えて、 自分でも復元できる状態を作っておくためです。

xToolを使い始めるときのおすすめ手順

  1. xTool公式ストアを利用する場合は、先に自分のアカウントを作成する
    会員特典やxPointsの条件を確認します。
  2. ログインした状態で製品・セット内容・価格を確認する
    セール価格だけでなく、ポイントや必要なアクセサリーも比較します。
  3. xTool Studioをインストールする
    旧XCSを使用していた場合は、プロジェクトや加工パラメータの移行も確認します。
  4. 制作データはローカルにも保存する
    商品データや治具データは別ドライブなどにもバックアップしておくと安心です。
  5. AI機能を使う前にCreditsを確認する
    AImakeやDepth Map生成など、Creditsが関係する機能は利用前に残高や条件を確認します。

xTool Studioは使いやすい?

xTool Studioは、xTool機器との接続、素材設定、カメラ、AI、Atommなどを 一つの環境にまとめて使える点が特徴です。

一方で、IllustratorやLightBurnなどを使い慣れている場合は、 細かなデータ編集や治具を使った繰り返し加工などで、 専用ソフトの方が作業しやすいと感じる場面もあります。

そのためLazakkaでは、 すべてをxTool Studioだけで完結させる必要はないと考えています。 データ制作はIllustratorなど、 xTool固有の機能や機器操作はStudioというように、 用途に合わせて使い分ける方法も現実的です。

よくある疑問

Q. xTool Studioを使うたびに料金がかかりますか?

通常のレーザー加工を実行するたびにCreditsが必要になる仕組みではありません。 ただし、AImakeなど一部のAI・デジタル機能ではCreditsが必要になる場合があります。

Q. xPointsとAtomm Creditsは同じですか?

同じものとして扱わない方が分かりやすいです。 xPointsは主に公式ストアの会員・購入リワード、 Atomm Creditsは主にAIやデジタル機能の利用に関係します。

Q. エンボス加工は有料ですか?

エンボス加工そのものが有料という意味ではありません。 AIでDepth Mapを生成する場合にCreditsが関係することがあります。 自分で用意したDepth Mapを読み込む方法もあります。

Q. 旧XCSは今後も使えますか?

XCSとStudioは別アプリとして存在しますが、 xTool公式はXCS V2.7を最終版とし、新機能や新製品対応はStudio側へ移行しています。 今後を考えるとStudioを中心にした方がよいでしょう。

Q. xTool公式ストアで購入するなら、いつ会員登録すればいい?

購入前に自分のアカウントを作り、ログインした状態で注文する方法が分かりやすいです。 購入時のxPointsや会員特典を自分のアカウントで利用しやすくなります。

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参考:xTool公式情報