xTool F1 と xTool F2 は、どちらも持ち運びしやすいポータブル系レーザー加工機ですが、
向いている使い方は少し異なります。
価格や見た目だけで選ぶのではなく、加工したい素材、作業エリア、位置合わせのしやすさ、
店頭・イベントでの運用、将来的な商品制作まで含めて比較することが重要です。
先に結論を言うと、小物名入れを手軽に始めたいならF1、
加工幅・作業効率・カメラ性能まで重視するならF2 が候補になります。
ただし、どちらが正解かは「何を作るか」で変わります。
F1とF2の本体比較
xTool F1
xTool F2
まずは役割の違いを整理する
xTool F1は手軽さ重視
F1は、コンパクトで扱いやすく、小物名入れやギフト加工を始めやすいモデルです。
ペットタグ、アクセサリー、金属カード、小さな木製品、革小物など、
小さめの素材へ名入れしたい方に向いています。
xTool F2は作業効率と加工幅重視
F2は、F1よりも作業効率や加工できる素材の幅を意識した上位寄りのモデルです。
15Wダイオードレーザーと5W赤外線(IR)レーザーを搭載し、
木材・革・紙・黒系アクリル・金属マーキングまで1台で広げやすい構成です。
F1とF2の違い 比較表
| 比較項目 | xTool F1 | xTool F2 |
|---|---|---|
| 位置づけ | 小物名入れを始めやすいコンパクト機 | 加工幅と作業効率を重視したポータブル上位機 |
| 向いている用途 | ペットタグ、アクセサリー、金属カード、小物名入れ、ギフト加工 | 店頭加工、イベント加工、小ロット制作、木材・革・金属マーキングを組み合わせた制作 |
| 加工対象 | 小さめの金属・木材・革・紙など | 木材、革、紙、黒系アクリル、金属マーキングなどを幅広く扱いやすい |
| 作業効率 | 単品加工や小物加工向き | カメラや拡張作業エリアを活かし、複数個加工や位置合わせを効率化しやすい |
| 設置性 | よりコンパクトで置きやすい | 持ち運びはしやすいが、F1より作業スペースは確認したい |
| 選び方 | まず小物名入れを始めたい方 | 小物制作を商品化・効率化したい方 |
F1で足りる人
F1は、はじめてポータブルレーザー加工機を導入する方や、 小物名入れを中心に考えている方に向いています。
- 主な用途が小さな名入れ加工である
- ペットタグ、アクセサリー、金属カードなどを加工したい
- なるべくコンパクトな機種を選びたい
- まずはレーザー名入れを試してみたい
- 加工サイズが小さめで問題ない
F1は「小さな素材へ名入れする」用途では扱いやすい機種です。
ただし、複数個を効率よく加工したい、大きめの素材に対応したい、
木材や革への加工幅も広げたい場合は、F2も比較した方が良いです。
F2を選ぶべき人
F2は、F1よりも一段上の作業効率や加工幅を求める方向けです。 特に、店頭・イベント・小ロット制作のように、 繰り返し加工や位置合わせのしやすさが重要になる場面で検討しやすい機種です。
- F1よりも加工できる素材の幅を広げたい
- 木材・革・紙・黒系アクリル・金属マーキングを1台で扱いたい
- イベントや店頭でその場加工をしたい
- 小物を複数並べて効率よく加工したい
- カメラによる位置合わせを重視したい
- 小物制作を趣味だけでなく販売にもつなげたい
金属加工で見るF1とF2
F1もF2も金属へのマーキング用途に使いやすい機種ですが、
金属を「切断する」機械ではありません。
金属プレート、タグ、カード、工具、アクセサリーなどへの名入れ・表面加工として考えるのが現実的です。
金属加工を本格的に商品化したい場合は、F1 UltraやF2 Ultraのような上位機も比較対象になります。
F1 / F2は、あくまで小物名入れやポータブル運用を重視した選択肢として考えると分かりやすいです。
木材・革・紙などの加工で見る違い
木材、革、紙などの一般素材も扱いたい場合、F2の方が加工幅を広げやすい場面があります。
特に、名入れだけでなく、木製タグ、革小物、パッケージ、ギフト小物などを組み合わせたい場合は、
F2の方が運用しやすい可能性があります。
ただし、大きな木材やMDFを本格的に切断したい場合は、F1やF2ではなく、 S1やP2Sなど別系統の機種も比較対象になります。
作業エリアと効率の考え方
F1とF2で迷う場合、単純な性能だけでなく、実際の作業効率も確認したいポイントです。
小物を1個ずつ加工するのか、複数個を並べて加工したいのか、
毎回位置合わせをするのか、治具を使って同じ位置に置くのかで、使いやすさは変わります。
治具を使うと差が出やすい
小物を繰り返し加工する場合、治具を使うことで位置合わせの手間を減らしやすくなります。
F1 / F2のような小物向け機種では、本体性能だけでなく、
素材を安定して置くための治具や作業手順も重要です。
購入前に確認したい注意点
- 作りたいものが小物中心か、大きめ素材も含むか
- 金属加工はマーキング用途として考えているか
- 木材や革の加工も重視するか
- イベント・店頭加工など、短時間での加工が必要か
- 排気・臭い対策を用意できるか
- 加工治具や位置決めの運用まで考えているか
- 将来的に上位機へ進む可能性があるか
F1とF2はどちらも魅力的な機種ですが、万能機ではありません。
大きな木材加工、MDFの本格切断、透明アクリル加工、金属の深彫りや量産加工を主目的にする場合は、
S1、P2S、F1 Ultra、F2 Ultraなども含めて検討した方が安全です。
迷ったときの選び方
| 重視すること | 選びやすい機種 |
|---|---|
| 小物名入れを手軽に始めたい | xTool F1 |
| コンパクトさを最優先したい | xTool F1 |
| 木材・革・金属マーキングまで広げたい | xTool F2 |
| 店頭・イベント加工で効率を上げたい | xTool F2 |
| 金属加工を本格化したい | F1 Ultra / F2 Ultraも比較 |
| MDFやアクリルを本格的に切りたい | S1 / P2Sも比較 |
個別ページで詳しく確認する
xTool全体から比較したい方へ
F1とF2以外にも、S1、P2S、F1 Ultra、F2 Ultra、M1 Ultra、M2など、
xToolには用途の異なる機種があります。
どの機種が向いているかを一覧で確認したい方は、以下のページをご覧ください。
購入前に価格・設置・排気・サポートなどを整理したい方は、以下のチェックリストも参考にしてください。
