レーザー加工 × 3Dプリンター の可能性
レーザー加工 × 3Dプリンター の可能性
レーザー加工機と3Dプリンターは、どちらもものづくりに使える機械ですが、 得意分野は同じではありません。 レーザー加工は、板材を正確に切る、彫刻する、面として見せることに強く、 3Dプリンターは、立体構造や差し込み部品、固定パーツなどを自由に設計できる強みがあります。
この2つを組み合わせることで、 単体では難しかった構造や表現を形にしやすくなります。 とくに作品づくりや小ロット商品づくりでは、 見た目の美しさと組立のしやすさを両立しやすいのが大きな利点です。
従来のレーザー加工だけで構成したボックスランプ
こちらは、MDFを中心にレーザー加工だけで構成したボックスランプです。 レーザー加工だけでも、美しい面材や細かな意匠表現は可能ですが、 構造まで板材だけで成立させようとすると、 差し込み精度や組立のしやすさ、部品交換の柔軟性などに限界が出てくることがあります。
特に厚みの違いに応じた再設計や、 組み上げた後の分解・交換のしにくさは、 試作段階では許容できても、商品として考えると課題になりやすい部分です。
3Dプリンター部品を組み合わせた進化形
そこで、蓋・底・柱などの構造部品を3Dプリンターで作り、 側面の面材はレーザー加工したMDFを使う形にすると、 それぞれの長所を活かした設計ができます。
レーザー加工は、面として見せる模様や透かし表現、素材感の演出に向いています。 一方で、3Dプリンターは、固定部、溝、接続部、交換しやすい構造など、 板材だけでは作りにくい立体構造を補えます。
この組み合わせにより、 面材の交換がしやすい構造や、 高さや色の変更、内部構造の調整なども行いやすくなります。 見た目だけでなく、使いやすさや再現性の面でもメリットがあります。
差し込み構造の拡大と部品設計
部品の拡大を見ると、レーザー加工した3mm材を差し込めるように溝を設け、 面材を固定しながらも交換しやすい構造にしていることが分かります。 こうした部分は、板材だけで実現しようとすると設計の自由度が限られますが、 3Dプリンターを使うことで調整しやすくなります。
つまり、 レーザー加工は「見せる面」、 3Dプリンターは「支える骨格」 として役割分担させることで、 作品の完成度を高めながら、組立や改良のしやすさも確保できます。
レーザー加工と3Dプリンターの組み合わせで広がること
- 面材の模様や素材を変えたバリエーション展開
- 差し込み構造による交換しやすい設計
- 小ロット商品の試作と改良のしやすさ
- 板材だけでは難しい構造部品の追加
- 見た目と実用性の両立
レーザー加工機と3Dプリンターを組み合わせることで、 単なる加工の足し算ではなく、 商品として成立しやすい構造設計に近づけることができます。 試作品づくりだけでなく、作品販売や小ロット商品化を考える上でも、 この組み合わせには大きな可能性があります。
Lazakka では、こうしたレーザー加工と3Dプリンターの組み合わせも含めて、 見た目・構造・使いやすさを意識したものづくりを進めています。


