ガラスにレーザー彫刻

ガラスにレーザー彫刻する方法について

グラスやタンブラーへの名入れ、ロゴ入れ、記念品制作など、 ガラスへのレーザー彫刻は見た目にも高級感があり、雑貨やギフト向けの加工として魅力があります。 ただし、ダイオードレーザーでは、木材や革のようにそのまま簡単に加工できるわけではありません。

透明ガラスは、ダイオードレーザーの光をそのまま通してしまいやすく、 データを作って加工しても、表面にほとんど変化が出ないことがあります。 これは透明アクリル板でも同じで、素材の特性上、レーザー光が吸収されにくいためです。

ガラスへのレーザー彫刻テスト

マーキングペーパーを使った加工

ガラスにダイオードレーザーで印字や彫刻を行う場合、 マーキング剤やマーキングペーパーを併用する方法があります。 海外ではスプレー式の製品も見られますが、均一に塗布するのが難しく、 条件によっては仕上がりにムラが出やすいことがあります。

今回はスプレーではなく、マーキングペーパーを使ってテストしました。 ペーパータイプは扱いやすく、貼り付けた状態で加工できるため、 均一性を保ちやすい点が利点です。 実際に使ってみると、作業自体はそこまで難しくなく、 加工テストもしやすい方法だと感じました。

加工条件の比較テスト

今回のテストでは、F1 Ultra を使用して、 スピードとパワーを変えながら複数条件を比較しました。 設定は以下の組み合わせです。

  • スピード:300mm/s、400mm/s、500mm/s
  • パワー:50%、75%、100%

それぞれを組み合わせ、合計9パターンで比較したところ、 今回の条件では スピード300mm/s・パワー100% の組み合わせが最もきれいに仕上がりました。

もちろん、使用するガラスの種類、マーキング材の違い、貼り方、機種差などによって結果は変わる可能性があります。 そのため、実際の商品化を考える場合は、いきなり本番加工に入るのではなく、 まずは小さなテストを重ねて条件を詰める方が安全です。

ダイオードレーザーでガラス加工を行う際の考え方

CO2レーザーであればガラス加工の選択肢は広がりますが、 ダイオードレーザーでも工夫次第で表現の可能性はあります。 ただし、「何となく彫れば入る」という素材ではないため、 マーキング方法、条件設定、仕上がり確認をセットで考える必要があります。

Lazakka では、こうした加工テストを通じて、 ガラスやタンブラーなどへのレーザー加工の可能性も引き続き検証しています。 名入れやオリジナル雑貨制作の幅を広げる素材のひとつとして、今後も活用を進めていきます。