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レーザー加工機の種類と選び方

レーザー加工機にはいくつかの種類があり、それぞれに向いている素材や用途が異なります。
まずは「レーザーの種類」の違いを知ることで、自分に合った機種を見つけやすくなります。
又、レーザー加工機は使用するレーザーモジュールにより照射するレーザーの波長が異なります。下の図は、一般的なダイオードレーザー、ファイバーレーザー、CO2レーザーの3機種の波長を紹介しています。
それぞれの機種で加工する素材に違いがあります。

以下では、代表的な3つのレーザー方式についてご紹介します。


🔵 ダイオードレーザー(波長:約450nm|青色レーザー)

手のひらサイズのコンパクトな機種から、ハイパワー機まで幅広くラインナップされているダイオードレーザー。
木や革などの日用品への彫刻・カットに向いており、ハンドメイド雑貨や名入れ加工にぴったりです。

  • メリット:小型・省エネ・価格が手ごろ

  • デメリット:透明なアクリルや金属には不向き

  • 向いている用途:木製小物、革製品、コースター、名入れ雑貨など


🔴 CO₂レーザー(波長:10.6μm|赤外線レーザー)

アクリルや木材のカット性能に優れ、本格的な彫刻や透明素材の加工も可能
大型で重厚な機種も多く、家庭用から業務用まで幅広く使われています。

  • メリット:加工できる素材の幅が広い・カットも得意

  • デメリット:本体が大きめ・価格やランニングコストがやや高め

  • 向いている用途:アクリル作品、ギフトボックス、サインプレート、パネル制作など


⚙️ ファイバーレーザー(波長:1.06μm|近赤外線レーザー)

金属彫刻に特化したプロ仕様のレーザー。
ステンレスやアルミへの繊細な彫刻が可能で、金属製名刺やナイフ、工業部品へのマーキングにも使用されます。

  • メリット:金属にクッキリ刻印/彫刻スピードが速い

  • デメリット:木やアクリルなど非金属素材は加工不可

  • 向いている用途:金属名刺、表札、カトラリー、精密マーキングなど


💡 どれを選べばいいの?

このように、レーザーの種類ごとに特性が異なります。
次のセクションでは、それぞれのレーザー方式に対応した**おすすめの加工機種**をご紹介します。

ダイオードレーザー

商品画像商品名メーカー価格特徴・スペックリンク
AtomStack A30 ProAtomstack130,000円最大出力33W、固定焦点で高精度彫刻、木材・アクリル切断対応、保護カバー付き
AtomStack A48 UltraAtomstack240,000円48W出力、一体型フレーム、拡張加工エリア、高精度カメラ・オートフォーカス・安全設計
AtomStack KraftAtomstack260,000円20W+1.2Wデュアルレーザー、密閉型ケース、カメラ・火災検知機能搭載、多用途に対応
xTool S1xTool238,000円20W/40Wモデルあり、安全カバー付き、曲面彫刻対応、初心者向け高機能モデル

ファイバーレーザー

商品画像商品名メーカー価格特徴・スペックリンク
Gweike G2(20W・30W・50W)Gweike cloud240,000〜530,000円金属対応、JPT光源、高速彫刻、EZCAD対応、業務用グレード
xTool F1 UltraxTool600,900円デュアルレーザー搭載、小型で高精度、IRレーザーで金属刻印対応、安全設計
AtomStack A20 Pro 1064nm 20WAtomstack260,000円1064nm赤外レーザーで金属マーキング特化、小型・軽量で家庭でも使用可能

CO₂レーザー

商品画像商品名メーカー価格特徴・スペックリンク
AtomStack Hurricane 55WAtomstack620,000円55W CO2レーザー、広い加工範囲、大型業務向け、安全設計・高速処理
xTool P2S 55WxTool638,000円55W CO2レーザー、オートフォーカス&カメラ搭載、曲線彫刻も対応、初心者にも優しいUI
Gweike Cloud Pro II 55WGweike cloud520,000円55W CO2レーザー、本格業務用、小型サイズで高性能、Wi-Fi対応・クラウド連携